⾷道や胃腸から肛⾨までつながる1本の管を消化管といいます。胃腸では⾷べ物を消化したり、栄養を吸収するはたらきがあります。
肝臓は人体でもっとも大きな臓器です。私たちが生きていくために必要な500種類以上もの化学処理を同時に行っており、「人体の科学工場」と呼ばれています。
代謝
栄養素を体内で利用できるカタチに変換して、全身へ送り出します。
解毒
アルコールや薬物など、身体に有害な物質を解毒・分解して処理します。
胆汁生成
脂肪の消化吸収を助ける胆汁という消化液をつくります。
肝臓のエネルギー源不足
栄養の吸収ができない為
肝臓のエネルギー源不足
過剰な栄養の処理
解毒・新陳代謝→
汚れた血液のうっ血
毒素(ガス)の解毒
肝臓の労働時間の超過
肝臓といえば「アルコールの分解をするところ」と思われがちですが、働きのひとつに「エネルギーの代謝」があります。糖や脂質・タンパク質など様々な物質を細かく分解することでからだのなかでエネルギーとして働くかたちに変換しています。食事で摂った栄養素は肝臓の代謝の働きによって、からだのなかで力を発揮する形に変わっていきます。肝臓の機能が低下すると、エネルギーの産⽣がさまたげられるため、「スタミナ切れ」の状態になり、体の疲れにつながります。
胃腸の消化吸収⼒が低下すると、⾷べたものを効率よく栄養成分等に変えることができなくなってしまいます。 ⼈が活動するためには、栄養成分等が必要ですが、胃腸の働きが低下すると「栄養不⾜」の状態になり、体がダルい、疲れやすいといった体の疲れにつながります。
何らかの原因で肝臓の働きが弱まり、
肝機能が低下すると...
「代謝」機能がダウンする
食事で摂った栄養素をエネルギーとして働くかたちに変換しにくくなり、力を発揮できず体の疲れを招く
「解毒」機能がダウンする
食品や医薬品などに含まれる有害な物質や消化・吸収の過程で出てきたからだに不必要なものなどを分解・解毒できなくなり、エネルギー産生を妨げる
何らかの原因で胃腸の働きが弱まり、
胃腸機能が低下すると...
栄養分がうまく消化、吸収されなくなってしまう
門脈を通って肝臓に貯蔵・代謝され、全身に送られる栄養素が十分ではなくなる